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第85回番組審議会 議事録

第85回番組審議会議事録

㈱中国コミュニケーションネットワーク

FMちゅーピー 76.6MHz
開催年月日  平成30年10月11日(木)午前11時

開催場所   中国新聞701会議室(中国新聞ビル7F)


委 員:総数7人

出席委員(敬称略)

委 員 山根 恵子(ロジテックべべ経営)

委 員 川島 宏治(ちゅピCOMひろしま代表取締役副社長)

委 員 中川 圭(乳がん患者友の会きらら理事長)

委 員 中村 靖富満(やまだ屋社長)

委 員 向井 良(弁護士)

委 員 藤原 直樹(中国新聞社文化部長)

 

欠席委員(敬称略)

委員長 木原 康樹(広島大副学長)

会社側出席社長兼放送局長      小野 浩二

制作担当            堀部 正拓

パーソナリティー        水田 薫

議 題

一、開会挨拶および経営報告

一、番組試聴「豪雨災害対応放送」(7月6日~9日放送分)

一、ご意見・ご感想

一、前回以降の業務報告


◆番組試聴「豪雨災害対応放送」(ダイジェスト版) 7月6日に中国地方の広範囲で起きた豪雨災害について、FMちゅーピーで対応した際の放送を聞いてもらった。放送に取り組んだパーソナリティーの感想を審議会の場で聞いてもらったほか、7月6日夕方から7月9日にかけての緊急の割り込み放送などをダイジェスト版で紹介した。


(豪雨災害に関連した経緯は以下の通り)

▽7月6日(金)7日(土)8日(日) 豪雨に対応して午後7時に広島からの自社番組が放送終了したあとも、特別編成を組んで通常の番組を放送しながら河川の氾濫注意情報などを割り込み放送で随時伝えた。被災したスタッフもいた状況で、7日の通常編成での自社生放送「WEEKEND H」は中止して、特別編成を継続して災害情報を放送した。

▽7月9日(月) 豪雨災害に対応して、通常編成の生放送内でのコーナーなどを休止して、給水情報や生活情報、義援金募集の情報を伝える特別な編成で放送した。避難所生活をしたパーソナリティーもいたため、番組に電話出演して現地の状況を紹介するなどの取り組みもあった。7月21日まで同様の放送を続け、ボランティア情報などを紹介する体制は月末まで続けた。

▽7月10日(火) 送信所のある黄金山に点検に向かったところ、土砂崩れや倒木で送信所へたどり着けないことを確認し、関係各所へ連絡した。7月19日までに修復工事がある程度まで完了し、送信所を点検。問題ないことを確認した。

▽7月13日(水)~20日(金) 広島県熊野町や坂町に制作担当者と技術者を派遣して、臨時災害放送局を立ち上げるための支援をした。

 

<番組に対する委員の感想・意見>

・被災地の近くに住んでいて、当時避難勧告が出ていたのは知っていたが、避難はしなかった。あのときもしラジオを聞いていて緊迫した放送を聞いていたら対応も違ったと思う。FMちゅーピーが6日夕方から生放送での警報紹介や緊急割り込み放送を繰り返していたのを、たまたまスタジオにいて目撃していたゲストと後日話す機会があった。緊迫した雰囲気で何度も放送を行う様子を見て、大変な事態だとわかったと話していた。

・緊急事態への対応は大変だったと思う。私は当時食事会の場にいたのだが、携帯電話の警報が何度も鳴ったので食事を切り上げて帰った。ラジオでも、何度も繰り返し伝えることが大切だと思う。民放なのでスポンサーの番組も大切なのだと思うし調整も大変だろうが、何度もやることでリスナーに重大性が伝わり、避難行動を後押しすると思う。宮島は被害がなかったが、旅館のキャンセルも含めて風評被害が続いた。その後の現地の復旧状況なども情報発信してもらうことが必要だと思う。

・今回の災害は、新聞社としても全社で対応した。また、特に今回のような大規模な災害では、事前に災害対応の体制などを想定していても、出社できなかったり現地へ行けなかったりして想定通りにいかないことが多いと思うので、メディアはどこも大変だったと思う。こういう時にどれだけ伝えられるかという点でメディアの力が試されると思う。新聞は災害を伝えて部数を増やしてきた歴史があり、今回ますますその使命への思いを強くした。今回の災害を振り返ると、みんな車で逃げようとして、橋が落ちたり土砂崩れが起きたりする中で右往左往したケースが多かったという。そういう被災者にとって、最後の頼みの綱がラジオだ。特に初動は本当に大切だ。河川氾濫の割り込み放送の際の「鉄筋コンクリートなど丈夫な建物の2階に上がれ」などの具体的な避難行動を紹介していたのはとてもよかった。

・素晴らしい対応だった。災害が起きる前、起きた後に必要な報道を「やり倒して」いたという印象だ。避難を呼びかけるのは、普段話しているパーソナリティーが呼びかけると効果的だ。報道も、こういう未曽有の緊急事態の中で、誰が出社できるかわからない。そこから報道対応の初動を立ち上げる。特に、広島市は三角州なので、橋が落ちて出社できないこともシュミレーションできる。報道エリアでの情報を番組に何度も入れまくるのが大切だ。狭いエリアで何度も報道することが定着すると、そこに住む市民から情報も集まる。NHKなどでは放送エリアの範囲が広すぎて出せないようなローカルな情報を入れることがコミュニティFMの使命だ。

・割り込み放送の際に、FMちゅーピーの通常のジングルを放送していたが、例えば携帯電話の緊急速報のような、緊急のベルのような音を使ったらどうか。今回は被災地の範囲が広く、ローカルでピンポイントな情報がこれほど大切になった災害は過去になかったと思う。例えば江田島も被災したが、被害実態が報道で伝わるのは遅かった。ピンポイントで生の声が聞きたいと思う。

・当時はテレビなどばかり見ていて広い地域の情報ばかりで、広島市中区にいる自分の場所のことがわからなかった。なぜFMちゅーピーを聞かなかったのかと今になって思う。災害なので不謹慎ではあるが、今回のことが「あそこを聞けば情報がある」と広まるきっかけになると良いと思った。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の情報は玉石混合だ。(FMちゅーピーでは災害で物流が寸断された当初の「市内の店にパンや牛乳がない」などのリスナーからのメールを、スタッフが複数の店を回って確認した上で紹介したが、「あそこのコンビニにパンや牛乳があった」などのメールはすぐに取り上げず、セブンイレブンが緊急の物資空輸を行ったという中国新聞ニュースの報道を待ったという説明を聞いて)情報の取捨選択でも大変苦労されたと思う。

 

前回以降の経過

▽10月6日(土) 広島市西区の広島市中小企業会館で開かれた「家具インテリアメッセ」を「WEEKEND H」の放送中に中継した。

以上